こちらの記事、完全プログラミング未経験・初心者向けです!パソコン嫌いな人でも大丈夫です。
プログラミングと聞くと、一気に心を閉ざす人は多いのではないでしょうか!?実は僕自身もその経験があります。
将来やりたいことが特になかった僕は、「関東で働ければいいや」という軽い気持ちだけで就職活動を行った結果、IT企業に入社することになり、中でもプログラミングの部署に配属されてしまいました。
そんな僕は今ではバリバリにプログラミングを書いているわけですが、何故かというと、プログラミングは難しくない、そして実は楽しい!
難しくない理由を一言で言うなら、小学生がやっているという事実。これが全てを物語っています!
それでは前置きはこれくらいにして、実際にプログラミングに触れてみましょう!
目次
Googleアカウントを登録する
プログラムを書く前に、まずはGoogleアカウントが必要です(Gmailアドレスを持っていればOKです)。
なぜ必要かと言うと、Googleのメールアドレスを使ってメール送信します。また、プログラミングを作成する環境として、Googleドライブが必要です。
ただし、Googleアカウントはほとんどの人が持っていると思います。持っている人は飛ばしてOKです。持っていない人はこちらを参考にして、登録してください!
GASを使う
今回は、GASと呼ばれるプログラム言語を使います。
GAS(Google Apps Script)とは、Googleが開発したプログラミング言語で、Excelでいうマクロ(VBA)みたいなものです。
Googleアカウントさえ持っていれば誰でも、そして無料で利用できます。個人的にはマクロより簡単です。
開発環境に移動する
プログラムの記述は、専用の画面で行います。まずは、Googleドライブ画面に移動し、「新規」選択します。
「その他」を選択し、「Google Apps Script」を選択します。
すると、このようなApps Script作成画面が表示されます。これをコードエディター、または開発環境と呼んだりします。
ソースコードをそのまま貼り付ける
以下のソースコードをそのまま貼り付けてください。
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function myFunction() { MailApp.sendEmail("myfuns@myfuns.gmail.com","こんにちは","これはテストメールです。"); } |
こんな感じです!タイトルは分かりやすいように「メール送信プログラム」と変更しています。
「myfuns@myfuns.gmail.com」の部分は宛先アドレスです※。この部分を送信したいアドレスに変えてください。
※適当な架空アドレスです。
「こんにちは」は件名です。適当な件名に変更してください。もちろんこのままでもOKです。
「これはテストメールです。」は本文です。同じように変更してください。
メールを送信する権限を取得する
ここまで完了したら、「実行」をクリックします。
初めて実行する場合には、アクセス権限の確認画面が表示されます。「権限を確認」を選択してください。
アカウントの選択画面に移動するので、自身のアカウントを選択してください。
すると、このようなエラー画面が表示されます。「詳細」を選択して、「メール送信プログラム(安全ではないページ)に移動」を選択してください。(ここには、Apps Script作成画面で設定したタイトル名が表示されています。)
最後にアクセスリクエスト画面が表示されるので、「許可」を選択してください。これらを行うことで、先ほど書いたプログラムがメールの送信権限を得たことになります。
メールが届く
再度、実行を選択します。
メールが無事届きました!!
GASは未経験者におすすめなプログラミング言語
どうだったでしょうか!タイトルにもある通り、たった3行でメールが送れてしましました。最初と最後の行は、プログラミング記述の決まりみたいなものなので、実質1行です。
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MailApp.sendEmail("myfuns@myfuns.gmail.com","こんにちは","これはテストメールです。"); |
簡単に解説すると、MailAppクラス(たくさんの機能を集めたパケージみたいなもの)にあるsendEmail機能(関数)を使いました。これは予めGoogle側が用意してくれています。
さらに、「誰にどんな内容を送るか」を伝えるために、宛先アドレス、件名、本文の3パラメータを、カンマ区切りで順に渡してあげました。
世の中にはGAS以外にも数多くのプログラミング言語が存在しますが、メールをこんなに簡単に送信できるプログラミング言語は他にありません。さすが天下のGoogleです!
他のGoogleサービスと連携することもできる
また、GASはGoogleが開発したため、他のGoogleサービスと連携することができます。今回はGmailを利用しましたが、他にもチャット、カレンダー、Gドライブ、スプレッドシート、Googleフォームなどと連携することができます。
例えば、こんなことができます。
- カレンダーに入っている予定の10分前になったら、チャットで通知が来る
- 重要なファイルを自動でGドライブにバックアップをとる
- ユーザがGoogleフォームに回答したら、スプレッドシートに登録している担当者アドレスにメールを送信する
などなど、他にもできることは無限にあります!
実際にこちらの記事では、3番の方法を紹介しています。
Googleフォームには、フォーム回答者にメールを通知する機能はありますが、質問者(担当者)へのメール通知機能はありません。そこで、フォーム回答時に、自動で担当者にメールを通知してくれる機能を、GASで作成したいと思います。こうすれば、ユーザを待たせることなく、スムーズなサービスを提供することができます。 続きを見る
おすすめ【GAS】フォーム回答後スプレッドシートのアドレスにメールを自動送信する
また、こちらの記事では似たような内容ですが、宛先を複数にしたり、添付ファイルを送信するなどの方法が紹介されています。
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おすすめ【MailAppとGmailApp】GASを使って簡単にメールを送信する方法
GAS(Google Apps Script)とは、Googleが開発したプログラミング言語で、ExcelでいうVBA(マクロ)みたいなものです。そんなGASを使えば、簡単にメールを送信することができます。GASでメール送信を行うには、MailAppもしくはGmailAppクラスを使用します。
続きを見る
業務効率化を行おう
このように、簡単なシステムならGASで無料で作れてしまいます。
社内で取り組めば、会社全体の業務効率化につながります。個人で取り組めば、周りに差をつける事ができますし、人為的なミスなんかも減らせますね!
これを機に、プログラミングに興味を持ってもらえると嬉しいです。
今後は、業務効率化ツールの作成方法や、既存の業務効率テクニックなんかを紹介したいなーなんて思ってます!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!